本当は同じいすゞの117クーペ(イタリアのデザイナー、ジウジアーロのデザイン)が欲しかったのですが高くて買えませんでした(ジェミニもドイツのオペル社の車がベースになってます)。
その後は、(配達用の軽自動車を除き)国産車は買ったことがありません。
(高級車ではありませんが)ドイツ車、イタリア車、スェーデン車、フランス車とヨーロッパの車ばかり。
逆に、アメリカ車に興味を持ったこともないし買ったこともありません。
考えてみれば、子供の頃にドイツの軍用車両にビビッときてから、ヨーロッパ的(アバウトすぎ!)なデザインや考え方に惹かれてきたし、仕事における考え方もすごく影響を受けてる気がします。
前回のメルマガで、初期のMacはすぐにフリーズするにも関わらず、そういうところも含めて好きになったと書きましたが、ヨーロッパ車も日本車に比べると機能的にはイマイチなことも多いけど、なによりデザインがいいし飽きません。
ポルシェ911なんて、最初の頃からほぼ同じようなスタイルで「ポルシェだ!」ってわかりますよね。
スェーデン車に乗ってたとき、10年以上前の同じ車種に乗ってる人と話す機会があり、「デザインが旧くならないのがいいですよね」「むしろ変えてほしくない」と話をしたことを思い出しました。
逆に言うと「長持ちする」というのは機能面だけでなくデザイン面でも考え抜かれてるということ。
大量生産、大量消費されることを前提とした「デザイン」は、ある意味、飽きられる方が都合がいいとも言えます。
そんなこんなで、僕はアメリカのマーケティング的なブランディングよりも、ヨーロッパの老舗ブランドの「あり方」に惹かれて発振型ビジネス(ブランディング)に行き着きました。
最近になってサスティナブルという言葉が広がってますが、長く続いてる老舗企業は、そんなムーブメントが起こる前から、当たり前のようにやってきたことじゃないかと思うのです(そうでないと存在してませんから)。 |